このコーナーでは土鍋の使い方などでお客様からお問い合わせの多い事をご紹介します。
土鍋のよさは、「使い込むほどに料理に味が出てくる」という点にあります。
ある料理本では「土鍋は20年以上使い込まないと、本当の料理の味が出てこない」
という表現がありました。
長年使い込まれた土鍋は、使い込むつどに煮汁がしみ込み、それが炭素化して、
炭火料理のように遠赤外線が豊富に放射されるようになります。
この遠赤外線効果で料理のトゲがとれて、マイルドでふくよかな上品な味が生まれるのです。
ですから土鍋は割れない限り、黒く汚れても、はがれても、愛着をもって使い込んで頂きたいのです。

お手入れ編
Q.洗剤やタワシを使ってもいいのでしょうか?洗い方を教えてください。
A.普段の洗浄はスポンジまたはタワシで、粗熱のあるうちに洗ってください。
少量の洗剤を使っても問題ありません。その際はよく水を含ませて手早く洗い流してください。
Q.洗い流した後ははどのようにお手入れしたらよいのでしょうか?
A.マスタークックは陶器ですので、洗い流した後は、拭いてから、乾かした方がいいです。(拭いてから、ガスレンジが熱ければその上にのせて放置しておきます。)
土鍋に湿気のあるまま暫く使わずに流し台の下にしまうと、やはり、カビが生えます。特にガス台の下は、意外と温度と湿気がありますので乾燥してからしまう方が良いです。
カビが生えた場合は、水を沸騰したら2分程止め、お湯は捨て土鍋をごとくの上に置き冷めるまで放置すると良いです。(早く乾燥します。)
又煮物などは、あら熱が取れたら、容器などに移したほうが良いです。
特に夏場は、容器に移してください。
Q.キッチンが狭いのですが、器のように重ねて収納してもいいですか?
A.重ねること自体に問題はありません。
ただ長期間収納する場合は、よく乾かし、またカビ防止のために風通しを良くしておく必要があるので、
ふたをずらしたり、新聞紙を挟むなど、可能な限り湿気を逃がす工夫をすると良いでしょう。
Q.マスタークックが茶褐色になってきたのですが、使用できますか?
A.マスタークックは、使う程に内側はねずみ色っぽく、外側は茶褐色の色が段々上の方に上がってきます。これは、マスタークックの厚みに色々な煮汁が含まれ直火に触れる事により、厚みの中の煮汁が直火の蓄熱によって炭素化し炭と同じ成分となり、より一層遠赤外線の効果が得られます。
ですから、マスタークックは使えば使う程に馴染んで素材本来の美味しさが伝わると思っています。また鍋はそのまま使用しても、害はありませんのでご安心ください。


Q.数年間使っていない土鍋を久々に使う時、そのまま使っていいのでしょうか?
A.一度水を入れて沸騰させてから使うと良いでしょう。
土鍋の性質で一番特徴的なのは、吸水性が高いことです。
ですから、一度使うと、いろいろなものを吸収してカビが生えやすいのです。
長期間暗いところに保管して置く場合は、良く乾かしてからしまってください。
衛生面を考えて、煮沸消毒してから使うことをお勧めします。
トラブル編
Q.亀裂が入ってしまったり、ハガレが生じても使い続けていいのでしょうか?
A.亀裂には2種類あります。
底面にヒビが入ったのなら(ヒビが入っていなくても鍋から水がしみ出るようなら)、
八分目くらいの水の中に大匙1杯半くらいの片栗粉又は小麦粉を入れて、
炊いて一晩置くといいでしょう。
底面から縁の方まで亀裂が広がり、水漏れが止まらなくなってしまった場合は、
陶板のように使ってください。
汁ものを作るには使えませんが、焼いたり炒ったりする分には問題ありませんので、
捨てないで活用してください。
ハガレはいずれ生じますが、安心してご使用できます。(写真参照)

使用しているうちに生じるハガレや黒ずみ(ご使用に問題はありません。)
マスタークックは、使う程に内側はねずみ色っぽく、外側は茶褐色の色が段々上の方に上がってきます。また、上の写真の黒い部分のように、使い込むとはがれてくる部分がありますが、鍋はそのまま使用しても、害はありませんのでご安心ください。
Q.鍋底部分がボコボコになってきたのですが使用できますか?
A.これは土鍋の表面がはがれた現象で、土鍋なら遅かれ早かれ起きる事をご理解いただきたくご説明させていただきます。
土鍋は陶器ですので、金属のように強度がありませんから、手荒く扱いますと割れる恐れがあります。また表面にピンホールや色むらが出ます。使用していきますと、表面がはがれたりすることがあります。はがれたり、ひび割れが生じても、土鍋は何十年と黒光りするほど永く使い込むほどに味はますます良くなりますので、大切にお使いください。
土鍋に10センチ以上のひび割れが入りましたら、割れる危険性がありますのでご使用にならないでください。多少のひび割れはお粥を数回炊きますとひびの部分が目詰まりして、水漏れがとまる場合もあります。
(当社の土鍋購入時にA3版二つ折りパンフレットの裏表紙「玄米の基本的な炊き方」面のマスタークック使用上の注意欄で4・5段目に記載されております。)
土鍋は多種類の粘土をプレンドして作ります。耐熱、強度の優れたものを作ろうと、当社も常に熟慮しております。その都度、粘土のプレンド具合、プレスの具 合、焼き上げ状態で、鍋の寸法、厚み、ゆう薬のかかり方で、色など土鍋一個ずつが微妙に違って出来上がるのが必然的な製品です。このような土鍋ですので、ガス火で毎日加熱しますと、製品によっては表面がはがれたり、ひび割れは必然的に起こるものとご理解ください。
また、はがれ、ひび割れが生じても、使い込むほどに土鍋に煮汁が浸み込み、それがガス火の加熱により炭素化して、遠赤外線がより多く出るようになって煮炊 き物の味がますます良くなります。身体にとってあくまでもやさしい調理が出来る最良の鍋として、お使いいただければ幸いと存じます。
Q.落として割ってしまいました。修理してもらうことはできるのでしょうか?
A.土鍋本体の修理はできません。
ふたや取っ手などはすべて別売りしていますのでお問い合わせください。
Q.吹きこぼしや焦げの跡が取れません。強くこすり落としても大丈夫でしょうか?
A.基本的にはこすっても大丈夫です。
タワシでこすればよく取れますが、傷がついてしまう恐れもありますので、
水をよく含ませて軽くこするなど、配慮してください。
または、8分目ほどのお湯を沸かして数時間放置しますと汚れが取れていきます。
無理にこすりますと、ハガレが生じます。
Q.うっかり空焚きしてしまいました。使い続けて大丈夫ですか?
A.割れていなければ、使い続けて大丈夫です。ヒビが入った程度なら、上記の説明のように片栗粉又は小麦粉を水に溶かし、炊いて一晩放置してから使ってください。
Q.うっかり鍋の中のものを腐らせてしまいました。この鍋、まだ使えますか?
A.大丈夫です。心配いりません。
土鍋は吸水性が高いので雑菌が鍋にしみ込んでしまったかもしれない、
と心配になるかもしれませんが、水を入れて沸かせば殺菌されますので、
もとどおり気持ちよく使えます。

